【特撮】『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER』

2018/12/22公開『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER』感想

 

 

 

※当然ネタバレしかありません
※まとまっていないほぼ箇条書き感想
※ビルド関連多め

 

 

 

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「現実とか虚構とか、関係ない!!」
「俺たちは実際にここにいる 今、ここにな」

 

 

 

 

仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER』
仮面ライダーって虚構なの?冬のW変身まつり~ ☆


山口監督おつかれさまです… TV本編でも思うけど下山さんは本当に研究してるよなあ。

 

☆W変身まつり~
ジオウ&ゲイツ(内1回は未遂)・ビルド&クローズ・ラビラビ&クローズマグマ・グリス&ローグという特大サービスぶり。

 

 

デンライナーのBGMがかかるところで本物きたあああああ!!!!!と大興奮。
電王の放送終了後の客演てほとんどデンライナーが便利アイテム扱いされてるだけだったんですが、今回は電王の基礎設定をきっちり踏まえていて感動しました。っていうかなんでももっと早くこういうのできなかったんですか白倉さん。
劇場内がドオオンと湧いた。U良太郎相変わらず腰のS字カーブが完璧だな……
健くんが今年ガンガン仕事を入れるスタンスだったのとも奇跡的にマッチングしたのかもしれない(ずっと基本的に掛け持ちはしないスタンスだったけど、20代最後の年ということでアレコレやるようにしてみたらしい)
素の良太郎見たかったけどU良太郎だけなのは今の健くんだと合わないからかなあ良太郎って年とったところ想像しづらいよなあ…と思っていたら実際に健くん発案だそうで。個人的には年食ったヒーローなんて見たくないと思っているので、佐藤健やはり信頼できる男。むしろ10年ぶりにU良太郎をやってそのクオリティはなんだ。
健くんの出演抜きにしても、ジオウの電王編として凄く良く出来てるんですよ… 小さいお兄ちゃんが大きい弟を守ろうとするところとか、あのじわっとくるあったかさがまさに『仮面ライダー電王』なんですよ…
そうか良太郎も特異点だから歴史改変の影響を受けないのね。白倉さんが電王を特別枠扱いした真の理由はこれか。電王勢がターミナルにいたのもティードから隠れるため?
アナザーライダーを倒すにはそのライダーの力でなくてはならないがアナザーが生まれた時点で消えてるので力を継承したライダーアーマーで戦わないとならない、というジオウの番組ルールを、特異点によって存在を保持されてるので電王は消えない!という電王の番組ルールで飛び越えてアナザー電王倒しちゃうの、設定噛み合わせのレベルが高い…
「記憶っていう時間の中で、僕たちの存在は本当なんだよ」
「俺たちもおまえを忘れるかよ 良太郎」 U良太郎が最後一瞬だけ良太郎に戻るんだ…
仮面ライダーに会いたい」だけであそこまで叶えてくれるフータロスはイマジンの中でも超有能&親切なやつだよね。

 

 

クウガも電王もダブルも観てなくても映画としては問題ないけど、全部知ってるとちょくちょく心がジリジリくる…
日本アルプス 九郎ヶ岳遺跡 02:33pm』って時刻まで出るのはクウガ本編演出なんですけどわかりづらい。
純粋にタイムマジーンで時空間移動したときはジオウ演出(西暦が背景に映り込む)で、電王のライダーチケットを持って時間移動したときは電王演出(年月日が金文字でドン)なの細かい。わかりづらい。
アナザークウガは終盤でパワーアップするんだけど、クウガ観てない人にはあれなんか見た目変わったなと思うんですかね。出てきた瞬間アルティメットだああああああと声なき悲鳴をあげましたよ私は。なんで目が赤いの!!!!!!!!
クウガがマイティキック決める前後だけバックが青空になるのずるいでしょ~~~…………
クウガと電王だけ専用BGM流れるのずるい~~って思ったけどクウガも電王もジオウも佐橋さんじゃん。ぐう。

 

 

序盤のジオウ&ゲイツVSアナザー電王とビルドライダーズVSアナザーダブル、ちょっとヒーローショーっぽいアクションになってるのな…
アナザー電王が肩をグルグル回す例の仕草しててああ~~~ってなった。
「多分だけど、ちょっと違ったぞ」>Wキック
登場順~エグゼイド&ゴースト→ダブル→クウガ→キバ&鎧武→ウィザード&龍騎&アギト→響鬼ブレイドファイズ→カブト&フォーゼ&ディケイド→オーズ&ドライブ→電王
エグゼイド&ゴースト…直近のレジェンドつながり
ウィザード&響鬼龍騎…炎使いつながり
キバ&アギト…夜間戦闘が似合う敏樹ライダーつながり
ドライブ&ファイズ&カブト…スピードライダーつながりっていうかしれっと出てくるアクセルフォームはディケイドといいキャラ立ってるな。
鎧武&オーズ&ブレイド…人間やめ(かけ)たライダートリオやめーや。
ジオウ&ビルド、ダブル、電王、ディケイド、クウガは特別扱い。 あれフォーゼはなんだ。
ジオウ&ビルドのところに真っ先にバイクで駆けつけるのがエグゼイド&鎧武&ゴーストという平ジェネFINAL勢なの細かい。オーズは仕方ないだろライドベンダーはあんなジャンプできないんだよ!!!
ライダーキックラッシュ熱い!!~龍騎\ファイナルベント/→オーズ「セイヤーーー!!!」→ゴースト\オメガドライブ/→フォーゼ「ライダーロケットドリルキーーック!!」→エグゼイド\マイティクリティカァルストライク/→ブレイド\ライトニングブラスト/&アギト&響鬼→ダブル\マキシマムドライブ/&ディケイド&電王\フルチャージ/→ウィザード&キバ\ウェイクアップ/→ドライブ→鎧武→ファイズ&カブト→クウガ/ジオウ&ビルド
ウィザードとキバのダブル夜キックかっこよすぎするい。

 

 

ソウゴ…ちゃんと勉強すればA判定
ゲイツガリ勉努力型
ツクヨミ…頭使うの苦手 ってイメージそのものは本編に沿ってるよね。
冒頭のジオウ&ゲイツVSアナザー電王の後、ゲイツは最初ソウゴを見張るって言ってたくらいなんだから姿が見えなくなったら捜すのは当たり前なのに、わざわざ「別におまえを心配してたわけじゃ」とか言い出しちゃうところが現時点でチョロ甘ツンデレヒロイン度MAXでこの先心配だよゲイツくん。ソウゴもニヨニヨするのやめなさい!!
ゲイツツクヨミに対しては兄なのか父なのかそうじゃないのかどうなんだ。
TV本編と映画を合わせるとソウゴってゲイツツクヨミのことめっちゃくちゃ好きだよな…ってなる。
ソウゴとゲイツツクヨミのトリオが好きでずっと3人でわちゃわちゃしててくんないかなって思い始めてるんですけど、未来から来ているということはつまり(ハグプリを見やる)

  

 

ソウゴの帰宅ルート、冒頭ではラストやTV本編EP01とは逆になってるのよね。
ビーザワンでもツッコまれてたけど戦兎はなんであんなコントっぽい走り方するの。
「よかったぜ~ 俺たちだけ世界に置いてきぼり喰らわなくってよ」
子役が安定の上手さ…と思ったらオロCのCM出てた子なのか。高校生に対してちゃんと「お兄ちゃん」の顔するんだよなあ。
アタルがシンゴに「よっ 少年もライダー好きなの?」と話しかけるのはヒビキさん。
クウガ超楽しみ」ってことはCMや雑誌で見て知ってるのかな。
しかしシンゴは正真正銘7歳なのにしっかりしすぎでは。
冬になるとマシンビルダーに一人で乗せてもらえるクローズくん。
面白便利ガジェットは色々創るのに2台目のマシンビルダーは創ってくれない戦兎。
ソウゴはタイムジャッカーぽさをどこで判別してるんだ。 …服装?
「キバの音也だったらすっごいレアだなって」(笑う場内)
ティードさんぶっちゃけ大東くんの怪演で4割増しくらいに強く見えてるところはある。
エキストラ撮影楽しそうだな~~~。
「天っ才物理学者と未来のマシン ベストマッチだ」
レイドボスだこれ。
エンドロール、基本フォーム・最終フォーム・第1話+印象的なシーン、あたりからのセレクトですよね。加賀美がいて嬉しい。

 

 

 

難を言うなら、事前情報だとメイン格扱いっぽかったダブルが実際にはそれほどでもないところだろうか。
同じように告知されていた電王が、オリキャス云々抜きにしても電王の基礎設定を踏まえたとても良い客演だったので、余計に宣伝と実態のちぐはぐさが目立ってしまう。
ウォッチとアナザーライダーとライドアーマーが出揃うという点だけ見ればクウガと同格なんだが、こっちは平成ライダーの起源扱いだからなあ。
ダブルもオリキャスを出したかったという記事も読んだけど。
でも正直クウガ電王ビルドジオウだけでストーリー的には事足りててダブル要素別に必要なくないか。

 

 

↓ここからビルド(長い)↓

 

 

ビルドキャストが脚本の違いについて触れてたけどそんなに気にならなかったかな。実際に台詞を口にする段階で役者や監督の微調整が入ってるんだろうとは思う。
TV本編EP01-02ではジオウのストーリーフォーマットを見せなければいけない+おそらく脚本の進行が同時期だったためにビルドっぽさを出しきれなかったのを今作で補填したと言える。

 

 戦兎は後輩感がないまま先輩になってしまったな… 平ジェネFINALのビルドは実質先輩枠だったからなあ。クローズが迷える子羊くん。
ビルド枠内だとメンタルアップダウンの激しかった戦兎がしっかり後輩を導く先輩になっているのは感慨深い…


平ジェネFOREVERの桐生戦兎、予告の段階では「また雨に降られてる」「洗脳されたり存在が消えたりアイデンティティは踏むもの」と不穏さ満載だったのに、実際公開されたら、後輩には「そのうちわかるよ」と前方先輩面をし、ビルド顔のタイムマジーンで暴れ回り、後輩と大先輩と共にラスボスにキックを入れ、要所要所でベストマッチハラスメントをして2ケツで去っていく、という歴代冬映画の先輩枠の中でもトップレベルのやりたい放題だった。
桐生戦兎が出せるもの全部出した感すごい… 元々頭の回転早いしメカいじり出来るし使いやすい人材ではあるんだよな。
一年かけてアイデンティティを踏まれまくったおかげで鍛え上げられてしまった上、そのアイデンティティを保持し合う相手が世界線を飛び越えても一緒にいるという保障を得た後なので、常時無敵モードであった。


洗脳される→しばらく前にやった
多次元世界間の行き来→去年やった
謎タワーが生えてくる→こないだまで見てた
未知のメカを動かす→去年やった
世界改変→こないだ自分でやった
創られたヒーロー→仲間が俺を創ってくれたんだ
人々から忘れられる→ベストマッチな相棒が覚えていてくれるならそれでいい
実質『仮面ライダービルド』2周目。


逐一精神攻撃仕掛けてきたり寝そべりながら10分おきにブラックホールで地球吸い上げたりする凶悪宇宙人と一年間やりあってきたことを考えたら大概の奴は「アレよりマシ」ってなるよな……

 

戦兎には洗脳が効かなかったの、何かしら理由付けをするなら、桐生戦兎の存在自体が世界に結びついていないから、とかかなあ。無いものは失くせない。
仮面ライダーは虚構の存在なのか?というテーマはビルド及び桐生戦兎と上手く噛み合っている。
“創られたヒーロー”でありスクラップ&ビルドを繰り返して“桐生戦兎”を確立したからこそ、現実でも虚構でも関係ない、自分たちを覚えていてくれる人がいるのなら、と重みを持って言える。
時間とは記憶の積み上げであり覚えていてくれる誰かがいるならそこに自分はいる、という電王の時間理論と、自分を自分と認識している誰かによって自分は創られる、というビルドのアイデンティティ理論をベストマッチさせる手腕凄い。
「記憶こそが時間なんだ」というのが電王理論で、ヒーローはヒーローをヒーローとして認識している人がいるからこそヒーローでいられる。仮面ライダーの存在が現実でも虚構でも、仮面ライダーを愛し共に生きた人たちがいるのならそこに仮面ライダーは“いる”
桐生戦兎を桐生戦兎として覚えている万丈龍我がいるなら、それでそこに桐生戦兎は“いる”のだ。

 
ジオウスタッフが「ビルドっぽさ」を示す必要最低条件として「戦兎と万丈がイチャイチャする」を組み込んでいることが証明されてしまったな…
「このバカには理屈がわからなかったみたいだ」「こいつだけが残った」と話してる戦兎の横顔がものすごくやさしい表情してるのが窺えてね… キョロキョロしてた万丈が自分の方を振り向いたら「世界は理屈じゃないってことだ」ってヒーロー顔に戻るところがおまえホントおまえ…ってなる。
でも下山さんの描く戦兎はオープンデレ度が高いな……
最後の戦兎の「現実にいるとかいないとかよりも、誰か一人の記憶の中にでもいられれば、それでいい」という台詞、これだけだったら「誰のことだ?」「万丈でいいの?」「いやそこは視聴者じゃね」「どうとでもとれるようにしてるんじゃないの」と解釈戦争が起きそうだけど、ご丁寧に万丈の後ろ姿→くしゃみ→「あ?」とカットインさせてくれたので、論争の余地が無かった。これ以外に解釈しようないですよね????とばかりに公式がベストマッチ過激派。
劇場のスクリーンで相棒ガチデレかます桐生戦兎マジめんどくせえマジたち悪ィ。というかTV本編や劇場版をずっと書いてきた人とは異なる脚本家によってあんな高湿度かまされても視聴者と解釈が一致する桐生戦兎とは。
戦兎の場合単に照れて素直になれないというだけでなく、演出や演技のせいで「自分の抱えているものが重いのを自覚しているから言わない(言えない)」ように見えるのがヨロシクナイんだと思う。
マシンビルダーに乗らずに地べたに座り込んでる万丈龍我が万丈龍我すぎる。ご主人様の帰りを待つ忠犬のよう。
とうとう観る側の脳内アフレコに委ねてきよった……
エンドロールの戦兎と万丈が2ケツしてるところ、音声が欲しいって人何人か見たけど、あれは「ビルド観てた人なら台詞脳内再生できるでしょ???」という観客への信頼ありきの見せ方なので、むしろ音声が入ってなくても成立する域に達しているんだとひっくり返りそうになった。
これビルド観てない人にはどう見えるんだろうとふと思う。

 

平ジェネFOREVERの戦兎、ティードに対してもソウゴに対しても、ひとつの戦いを終えたヒーローとしてかっこいいこと言ってる…と思って観てると最終的に「俺の相棒すごいでしょ?バカでしょ??最っ高でしょ???」というベストマッチハラスメントに着地するので脳が混乱する。えっここでノロケのターンに入るの??

 

調べてる人がいて(この時点でもう笑っちゃう)気づいたんですけど、平ジェネFOREVERのベストマッチ、万丈は何回も「戦兎」って呼んでるけど戦兎は一度も万丈の名前呼んでなくて、でも「このバカ」「こいつ」「誰か一人」って名前を出さずに示す相手はほぼイコールで万丈のことなんですよね…

  
去年平ジェネFINALでパラドに対して「自分のいるべき場所があるってのは、最高だな」と言った戦兎が、一年後のFOREVERで「誰か一人の記憶の中にでもいられれば」(ここでくしゃみをする万丈のカットが入る)と言いながら自分を待ってる万丈のところに“帰って”いってギャンギャンやりながら2ケツで走って行くのホントさあ……

 

ファイナルステージって賑々しいお祭りって感じだよねと思って観に行ったらアレで、冬映画のメインはジオウと平成ライダーでビルドは華を添える程度だよね思って観に行くとコレなので、そうかこれが福利厚生がしっかりしてるってやつか…

 

 一貫してライダーとしての記憶を保持してる万丈が怪我してるカズミンを置いてでも襲われてる人たちを助けに飛び込んで行くのと、ライダーの記憶を持たないカズミンがライダーを信じなくなりつつあったアタルの手を振り払っちゃうの、上手い表現だと思うけどな。
ビルドライダーズってみんな「生まれながらのヒーロー」じゃないですもんね。
あそこで手を振り払わないとしたら葛城巧でも万丈龍我でも猿渡一海でもなく氷室幻徳かな…

 

 (白倉さんのリプ欄を読みながら) 今作のライダーとその関係者たちは、虚構として各本編のキャラを正確にトレースした存在って考えればいいかな。ソウゴはジオウ本編のソウゴを再現してるから戦兎と龍我を知ってるけど、戦兎と万丈はビルド本編終了後の二人を再現してるのでおこがましい未来人については知らない。アタルによる再現度高い。
前にもこんなことあったな……
MOVIE大戦フルスロットルの戒斗さんといい平ジェネFOREVERのアンクグリードといいみんな無駄に再現度が高すぎるんだよ。それで失敗してどうする。これだから技術に凝るやつはダメなんだ。

 

 

平ジェネ無印やFINALが「仮面ライダー映画ってこういうのでしょ!!!」映画なら、FOREVERは「平成仮面ライダーとはこういうものです」映画で、ファン目線と作り手目線の違いがわかるよなあと…
ビルド最終回が世界5分前仮説なら、平ジェネFOREVERはシミュレーション仮説や箱庭論ですよね。
電王理論もディケイド完結編もビルド最終回も同じよねつまるところ。

 

 

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正直想像していたよりもずっと楽しめる映画でした。
各所の感想を読むと、煮詰まったライダーオタクたちがいかに白倉Pと平成ライダーというコンテンツを信頼していないかがわかりますね!!
特に電王は便利アイテム扱いの雑な客演の憂さをやっっっと晴らせたという思いで感慨もひとしお……でも今までのことを忘れてはやらない。
ビルドはもっとあっさりした扱いでもいいのになんだか気を遣っていただいてありがとうございます。おかげで「ベストマッチハラスメント」なる新造語が生まれました。
なんだかんだ青空マイティキックで泣きそうになるオタクでした。

 

まだ1月中にVシネクストクローズと超英雄祭がある…特オタの新年は熱い…

 

 

 

 

 

【特撮】『仮面ライダービルド』ファイナルステージ&番組キャストトークショー 《スペシャルバージョン》

2018/10/14 中野サンプラザにて

 

 

※TTFC配信鑑賞なので画面外のところは拾えていません

 

 

 

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「おまえら最っっ高だ!!!」

 

 

 

◎出演
犬飼貴丈:桐生戦兎/仮面ライダービルド役
赤楚衛二:万丈龍我/仮面ライダークローズ役
高田夏帆:石動美空役
武田航平:猿渡一海/仮面ライダーグリス役
越智友己:内海成彰/仮面ライダーマッドローグ役
金尾哲夫:エボルト役(声)
木山廉彬:葛城巧役
栄信:赤羽/キャッスルハードスマッシュ役
芹澤興人:青羽/スタッグハードスマッシュ役
吉村卓也:黄羽/オウルハードスマッシュ役
滝裕可里:滝川紗羽役
水上剣星:氷室幻徳/仮面ライダーローグ役
前川泰之:石動惣一/仮面ライダーエボル役

 

 

スペシャルバージョン13人て多いな!!??と思ったけどあのステージにいる人全員自分の見せ場あるんだよな…

 

 

登場時
犬飼くん「さあ、最後の実験をはじめようか」
夏帆ちゃん「ビルドロスになれ~~~!!!」

 

 

○振り返り1-16話~


赤楚くん…1クール変身できなかったのでできて嬉しい
犬飼くん…戦兎に巧や太郎を入れて行く役作り、どれにも思い入れがある、桐生戦兎として一年生きられた
赤楚くん…万丈は最初は余裕がなかった、戦兎やカズミンや幻徳と出会って愛と平和を教えられてヒーローになっていく成長を演じながら見守ることができた→拍手、犬飼くん「いいこと言った!じゃなくてよくできましたの拍手だからな」
滝さん…最初は謎の記者ということで謎イメージで紫のネイルにしていた、ローグとマッドローグも紫なのもあって、繋がってる感じを出したくて最終回では最初と色を合わせた
水上さん…「俺は大森さんと武藤さんのオモチャだからさ」、髪形と衣装に助けられた
木山さん…一人撮影が多くて「誰もいねーなー」と思っていた、孤独が葛城巧のテーマなので演じられてよかった
夏帆ちゃん…みーたんはアイドルと聞いていたのでAKB系かと思ってたらロリコン系、初期は美空としては笑いすぎと言われて苦労した
前川さん…秘密を抱え込んで演じるのも僕のテーマ、スタークのことをみんなには「言うわけないじゃん」、実は金尾さんとは今日が初対面!アクターさんも合わせて三位一体でつくりあげた役、台本読んでると金尾さんの声で聞こえてくる
金尾さん…演じるのが8割悪役なのでそのうち死ぬかと思っていた、正体が前川さんと知ってテンションがピーク!!声に艶を出さなきゃと意識した、3人で演じることで役に厚みと深みが出た

 

 

○振り返り17-28話~


栄信さん…武田くんが三羽烏の衣装合わせをずっと見ていたのでいいひとだな~と思っていたら「どこまでダサくなるのか見てた」らしい、赤羽の髪形は地毛なのでセットに一時間強かかる、ロケバスで寝られないのがつらい、戦兎や美空との初共演は17話の丘の上のシーン、笑っちゃった
芹澤さん…青羽のイメージは最初次元大介と聞いていたが、衣装が決まった瞬間「強い悪役ではないな」と思った
吉村くん…黄羽も最初は笑顔に裏がある沖田総司のイメージと聞いていたが17話時点でそのキャラはいなくなった
栄信さん…「航平にカシラの要素がある」

武田くんたちが参加してきてどうなったか?
赤楚くん…去年の11月末頃、犬飼くんと赤楚くんずっと二人一緒の撮影なので話すことも無くなり、寒くなってきたのもあって氷河期のようになっていたが、そこに北都の暑い人たちがやってきて体感温度が5℃上がった
夏帆ちゃん…「アドリブ畑」
武田くん…「やめろ武藤さんいるんだよ!!!俺には行間から一海の叫びが聞こえるんだ」
金尾さん…アフレコは孤独
木山さん…一人の暗黒時代

滝さん…美空と紗羽のシーンにあたり、赤楚くんが夏帆ちゃんに音は出るけど痛くないビンタのやり方を教えていた、幻徳に土下座をさせたあたりから越智くんが元気になった
水上さん…最初はシャツが白だったのを紫に変えてもらった、後で聞いたけどこの時既に私服がダサいという設定があった

 

 

○振り返り29-49話~


前川さん…エボルトが人間の愛や友情を否定することでより人間が映えるということを意識した
金尾さん…余裕がある方が強く見える

前川さんに一年で頼もしくなったと言われ客席から拍手を受けながら、しれっとした顔のままペロッ舌を出す犬飼くんと、ニコッと笑った後(おそらく頼もしいイメージの)険しい顔をつくる赤楚くん、本人たちの性質がよく出ていて最っ高でした。

全部俺の思い通りになってるな!!感が楽しかったというWエボルト。
金尾さん…「エボルトロス
前川さん…視聴者からの反応が良くて軽いマスターから入っていってファンに育ててもらった
武田くん…ただ消滅するのではなく託す最期、私生活でも気持ちをつくっていってそれも含めてやりきった
夏帆ちゃん…(一海の最期について)「顔を見てくれない 見せたくないのかなって」
水上さん…幻徳が死ぬシーンは夏帆ちゃんが泣けなくて撮影に待ったがかかった、夏帆ちゃんいわく「カラッカラ」、待ってる間「幻徳じゃ泣けないか~」とアテレコして遊んでいた犬飼くんと赤楚くん
滝さん…逆に幻徳がいると泣いちゃう、看病するシーンがアダルティすぎて居ても立っても居られない!、ショーで久々に紗羽を演じたけど染みついてるのを感じた、一年とはそういう時間
越智くん…内海の最期は本来はローグだった、素面でやりたいねと話していたら監督が推し測ってくれたのか幻徳として撮ることになった
栄信さん・芹澤さん・吉村くん…三羽烏はクランクアップ詐欺、最後の擬態はそっくりさんと思わないとつらくて演じられなかった、気持ち的には戦兎と一海の背中を押すシーンでアップしてる
栄信さん…ローグ=幻徳かっこいい!と思ってたら変なTシャツ着だした、水上さん「(三羽烏に向かって)やっぱみんなダサいね!!!」
木山さん…終わった時は解放感があった
犬飼くん…戦兎と巧は最初は意見が合わなかったが互いに歩み寄っていった、最後意見が合っていくのが嬉しい
夏帆ちゃん…自分を女優にしてくれた作品、ただ「ヒロインとられたかなーって (赤楚くんを見て)あなたですよ!」→赤楚くん「(この話題がツボなのかニコニコしながら)一応男ですから」→犬飼くん「俺のために争わないで!!」

ヒロイン論争(笑うところ)には一切乗ってこなかったのに、最後に「俺のために争わないで」って言ってくるのは、言ってみたかったんだろうなって思いました。

犬飼くん…戦兎がやってきたことは一人の人間が背負うには重すぎること、最後は肩の荷が降りた
赤楚くん…犬飼くんに同じく、「こいつらなら楽しく暮らせそう」、ずっとつらかったけどやっと幸せが見えた

 

 

○自分の役へ一言!~


金尾さん…最後まで心変わりせず役に徹したな
前川さん…ここへきてみんなに謝りなさい
木山さん…楽しかったよ
越智くん…普通に生きれて良かった
水上さん…ダサいけどよく頑張った
芹澤さん…BEGINのボーカルみたい
栄信さん…髪はどうしてそうなったの?
吉村くん…かわいかったね
滝さん…大切な家族が出来て良かったね
武田くん…まだまだ絶対あきらめんなよ!
夏帆ちゃん…普通の女の子ライフは私がやるから安心してね
赤楚くん…男として色んなことを教えてもらいました、あと勉強してください
犬飼くん…こんなにお客さんが来てくれて配信もされてラブ&ピースが浸透して良かったね、あとパーマかけた?

 

 

○イチオシ名場面~


木山さん…万丈が鷲尾兄を抱きとめているシーン、現場で見られた、防護服を卒業して戦兎と同じコートを着ていたので付き人みたいだった
水上さん…43話のライダー4人カット、じゃんけんで負けたやつベルト変な持ち方しようぜ!!という話になり武田くんが負け、スクラッシュドライバーをチョコモナカジャンボのように横に持ったら「キバットバットの持ち方になった」、柴崎監督も気づいて笑ってそのままオンエアされた
芹澤さん…21話の戦兎のイメージ内、上堀内監督によると最大限の怒りを込めた「よう」にしたかったとのこと、なお再現しようとして逆光に終わる
吉村くん…17話、ここからスタッフさんから三バカと呼ばれるようになった
栄信さん…47話グリスブリザード、一連の映像を全部流した上で収録、上堀内監督「もう思い残したことないですか」武田くん「大丈夫です」
滝さん…美空と紗羽さんの二人ごはんシーン、武藤さんによると紗羽はもっと悪い女だったけどこのシーンを見てそうは出来ないとなったとのこと
越智くん…新世界の内海
金尾さん…OPナレに登場した22話、スタークから離れて自由にやったらOKになった
前川さん…最終回の殴り合う戦兎とマスター、二人で終わるのがしっくりくる、このシーンがクランクアップだった、エボルトはこの時初めて「人間に負けるかもしれない」と思ったのでは
夏帆ちゃん…最終回の「おまえは俺たちのヒーローだ 生きてくれ」の5人カット、ここがクランクアップで戦兎の背中を押すシーンで終われて良かった、花束贈呈のためにサプライズで前川さんが駆けつけてくれた、が、実はコンビニ帰りにばったり会ってしまってずっと黙っていた
赤楚くん…1話の戦兎と万丈の出会いのシーン、ビルドの始まり
犬飼くん…最終回のベンチのシーン、実は赤楚くんもここを選んでいたがかぶってしまったので出会いのシーンに変えたのこと(ここでどちらがラストシーンについて話すか決めるためにじゃんけんをする二人、勝ったのは赤楚くんだが結局犬飼くんが以下の話を始める)、この後アドリブで戦兎が万丈を(安全性を確認した上で)突き飛ばして丘を転がし、二人で追いかけっこして森に消えて行くところまで撮っていた、ここでテーレーレーレーでしょ!!と思っていたら実際の映像では地球になっていた、バッドエンドに見えるけど幸せも残っている

 

 

○生変身~
マスター「おまえが戦わなかったら誰が戦うと思う? 万丈だ」(ひょこっとカメラにINしてくる万丈)
エボルト「こっちの声の方が馴染みがあるか?」「おまえは俺が創った偽りのヒーローなんだよ!!」→前川さんと金尾さんガシッと握手
内海「ならば答えはひとつ!あなたに、忠誠を誓おう!」
幻徳(紗羽さんの肩を抱いてセンターまで出る)「隣のホテルで語り明かそうか」
一海「悪ぃな戦兎 約束破るわ…」『Are you ready ? 』「できてるよ」「これが最後の祭りだあああ!!!」→後ろからひしっと抱き着く美空
龍我「力が漲る、魂が燃える、俺のマグマが迸る!!もう誰にも止められねえ!!!」
戦兎「やっぱりサブキャラには荷が重かったみたいだな」「自意識過剰な正義のヒーローの復活だ!!」

 ライダー6人もいると変身ラッシュ豪勢だな!!! つまり鎧武やエグゼイドはもっと凄まじかったのか…
エボルの手を広げていく変身いいですよね…優雅…
マッドローグの変身てボトル入れるところからほとんど動かないのに「変身!!!!!!!」だけ吹っ切れるの楽しすぎでした。
ローグの変身はあまりポーズもとらないからエフェクトないとほぼ棒立ちなんだよね。なので踊る剣星さん。
赤楚くんの生変身は東京公演は一貫してクローズマグマで台詞も「もう誰にも~」がつくかどうかの差しかないんだけど、毎回入り込み方がいっそ異様じゃないかと思う… あの瞬間だけ空間が完全に万丈龍我が生きているビルドの世界になる。目線の先に我々お客さんではない何者かがいる…
トーク中は腕叩いて笑ってるのに、変身に入ると斜め立ちで肩にグンッと力が入って目がギラついて(顔を伏せ気味になるので前髪で左目が隠れて右目だけで見上げてくる)ヒリつくようなオーラを出して毎回喉が裂けそうな程叫んで、終わるとニコッって笑うの。ギャップとかそういう域の事象じゃない。
グリスブリザード変身は細かく表現すると「悪ぃな戦兎(場内ッッッと息を飲む気配) 約束破るわ…(声にならない悲鳴)」「できてるよ(一斉のうめき声)」という感じでした。多分会場で死人が出た。
エアでもジーニアスボトルをクルッと回すのわかるのいいよね…
公演ごとに台詞と雰囲気を変えて不意打ちで楽しませてくれる犬飼くんも、毎回そこまでやるのかっていう熱量をぶち上げてくる赤楚くんも、本当に出来る人たちだった… キャラ把握とサービス精神のバランスが対比込みで完璧…

 

 

○最後の一言~


武田くん「平成ライダー史上最もヤバい二人、犬飼貴丈と赤楚衛二をよろしくお願いします!!!」
夏帆ちゃん「私も美空が大好きなの」
赤楚くん「ビルドは魂の塊」
犬飼くん「(髪をかきむしりながら)おまえら最っ高だ!!!」

犬飼くん基本的にしれっとした顔で座ってるのに、最後の最後で髪をかきむしりながら「おまえら最っ高だ!!!」ってやるの、この時までずっと温存してたんだよなあと思うし恐ろしいし信用できる。

赤楚くん自分自身としての挨拶は最後まで落ち着いて話せてたので、翻ってステージの最後で涙ぐんでたのす、凄いな…? あれは万丈龍我の涙なんだ……

 

ビルドキャストは一定以上の演技経験積んでる人ばかりで、共演経験も既にあったりするので、全体的に落ち着いて遊んでるなあという印象でした。みんな役を理解して入りきって且つ流されないという、役者としての水準がとても高かった…

 

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配信も合わせて東京全6公演鑑賞しましたが、ステージもトークショーも密度が高くて本当に楽しかったです。涙でぐしゃぐしゃになるファイナルの話もよく聞くけど、ビルドは笑顔で爽やかに終わって、そこもとてもビルドらしいなあと思います。関わった全ての人々にありがとう!!!いつかまたお会いしましょう。

 

 

 

 

 

【特撮】『仮面ライダービルド』ファイナルステージ&番組キャストトークショー 《キャストトークショー 14日》

2018/10/14 中野サンプラザにて

 

 

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「勝利の法則は?」

「「「決まった!!!」」」

 

 

 

◎出演
犬飼貴丈:桐生戦兎/仮面ライダービルド役
赤楚衛二:万丈龍我/仮面ライダークローズ役
高田夏帆:石動美空役
武田航平:猿渡一海/仮面ライダーグリス役
越智友己:内海成彰/仮面ライダーマッドローグ役
滝裕可里:滝川紗羽役
水上剣星:氷室幻徳/仮面ライダーローグ役
前川泰之:石動惣一/仮面ライダーエボル役 

 

 

 

《10:30回》

 

別れのシーンにあたってお父さんに手紙を書いて役作りをしたという夏帆ちゃん。

 

最終回の台本をもらって~
赤楚くん「どんどん人が死んでいってこれ相当バッドエンドになるんじゃないかって 僕バッドエンド好きなんで(場内ザワッ) でもハッピーエンドでしたね!!」夏帆ちゃん「新世界でみんな忘れてるのすっごく哀しくて 誰か一人くらい覚えていてほしかった」
赤楚くん「だから俺が覚えてんだよ そういう話だよ」
夏帆ちゃん「そっか~ヒロインとられたわぁ~」
赤楚くん「(笑)」

  

キャストと役が合っていて当てはめた人が凄いと前川さん、犬飼くんの真っ直ぐさと目の強さ、武田くんの周りをよく見ていて気づくところ、赤楚くんは万丈になるために生まれたようなもの。

 

戦兎の好きなところを訊かれて「懐の広さ」と答える赤楚くん、本当に万丈龍我の視点でビルドを見ている…と感動しました。

 

イチオシ名場面~
越智くん…ガーディアンを従えているところ
剣星さん…「全てオーダーメイドだ」
滝さん…初回と最終回の幻徳と紗羽さんの2ショを並べて

 

二日酔いの剣星さん、武田くんから未着手のペットボトルを渡される。


犬飼くんは幻徳と剣星さんがかぶって笑っちゃうとのこと。

 

犬飼くん…佐藤太郎、諸田監督の「なんかテキトーにやって」から生まれたアドリブ、何も悪いことしてないのに殺された一番かわいそうな奴、戦兎役でなく太郎役だけでもここに呼ばれてるくらい愛された、武道館ライブまでするようになってて微笑ましい

 

生変身~
マスター「おまえが戦いに出なかったら誰が出ると思う? 万丈だ」
内海「ならば答えはひとつ!あなたに忠誠を誓おう!」
幻徳「隣のホテルで朝まで語り明かそうか」
一海「心火を燃やしてぶっ潰す!!!」
万丈「力がみなぎる 魂が燃える 俺のマグマが迸る!!もう誰にも止められねえ!!!」
戦兎「俺は愛と平和のためにこの力を使う!!(グルッと指差し付き)」

 

仮面ライダー俳優の武田航平です」

 

美空のリボンは今回はグリスカラー!

 

締めは協議の余地なく「勝利の法則は決まった!!!」でした。本当に怒られたのか焼肉ノルマ(※ノルマではない)はイチオシ名場面でこなしたからなのかはわかりません。

 

 


《14:00回》

 

登場時
赤楚くん「あっちにめっちゃ涼しい場所あるからめっちゃ涼しいよ」(トーンが軽い)

 

特撮あるある~
朝早い、最速で4時半、その場合は3時起き
爆風が飛んでくる
ロケ地が遠い
さいたまスーパーアリーナ使いがち

 

みんなより遅れてアフレコに参加した越智くん、口の動きが無いので難しい。

 

他の役をやるなら?
犬飼・武田→幻徳
赤楚・剣星・前川→内海
夏帆→おバカ万丈
滝→カズミン
越智→マスター

 

イチオシ名場面~
前川さん…戦兎と一海が青羽の消えた場所で手を合わせるシーン、内容も演出も重い、犬飼くんいわく「二度とやりたくない」、ヒーローがなんでヒーローなのか、ヒーローが何故戦わなくちゃならないのか、ビルドはわかりやすく描いている、と前川さん
夏帆ちゃん…新世界でのnascitaのシーン、セットを取り壊す日だった(「ジオウにとられる」)、nascitaと秘密基地のセットはちゃんと二階建てになっている、冷蔵庫が通りにくくてみんな一度は頭をぶつけている
赤楚くん…名場面は万丈と一海の特訓クロスカウンター、青春ぽい、生身アクションは久々で10手くらいつけてもらった、犬飼くん「この後どっちが真っ白に燃え尽きるんですか?」
武田くん…パジャマ姿の幻徳「かわいい」

 

生変身~
マスター「おまえが試合に出なかったら誰が出ると思う? 万丈だ」
内海「ならば答えはひとつ!あなたに忠誠を誓おう!」
幻徳「お母さんたち、隣のホテルで朝まで語り明かそうか」
一海「心火を燃やしてぶっ潰ーーーす!!」
龍我「力が漲る、魂が燃える、俺のマグマが迸る!!」
戦兎「これが正義の力、桐生戦兎の力だ!!」

 

武田くん「また10年後に!!」

 

今回の締めはスタッフさんから焼肉やっていいですよと許可が出たそうで焼肉からの勝利の法則の二本締めでした。

 

 

スペシャルバージョンに続く!!

 

 

【特撮】『仮面ライダービルド』ファイナルステージ&番組キャストトークショー 《キャストトークショー 13日》

2018/10/13 中野サンプラザにて

 

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「夜は?」

「「「焼肉っしょ!!!」」」

 

 

◎出演
犬飼貴丈:桐生戦兎/仮面ライダービルド役
赤楚衛二:万丈龍我/仮面ライダークローズ役
高田夏帆:石動美空役
武田航平:猿渡一海/仮面ライダーグリス役
越智友己:内海成彰/仮面ライダーマッドローグ役
滝裕可里:滝川紗羽役
水上剣星:氷室幻徳/仮面ライダーローグ役
前川泰之:石動惣一/仮面ライダーエボル役 

 

 

《11:00回》

 

「(ライダーに決まって)親も喜んでくださった」「会社に通ってる友達」とやや日本語が怪しい赤楚くん
犬飼くん「一年の間に偏差値下がったよね」
赤楚くん「偏差値と語彙力が下がった…」

 

越智くんは主演が決まった時「途中で死ぬかもしれない、その後出てくるかはわからない」と言われ、それまでが勝負だとマネさんと話し合った。

 

前川さんは初変身時テンションが上がって声が大きくなった。
息子さん「パパ変身するの?」娘さん「するわけないじゃんパパおじさんだもん」
「してやったけどね!!!」

 

水上さんは「仮面ライダーでワル役でいずれ変身するかも」と聞いていた。

 

ヒゲとジャガイモはアドリブ、田崎監督が笑ってくれた、台本では名前は呼んでいない。

 

28話の紗羽さんと内海の目配せは現場での採用。

 

夏帆ちゃん「美空は戦兎と万丈の接着剤」

 

お気に入りシーン~
越智くん…初変身
水上さん…内海が幻徳たちを庇うシーン
武田くん…グリスの最期

 

生変身~
マスター「おまえが戦わないなら、誰が代わりに戦うと思う? 万丈だ」
内海「全ては、難波重工のために!」
幻徳「朝から…隣のホテルで語り明かそうか」
一海「心火を燃やしてぶっ潰す!みーたーーん!!」
龍我「力が漲る、魂が燃える、俺のマグマが迸る!!」
戦兎「すごいでしょ?最高でしょ??天才でしょ??」

見る度思うんですけど、犬飼くんが生変身の時にマイクをポンッて投げる動き必要ないですよね。かっこつけてやりたいだけですよね。
みんな言うことだけど、赤楚くんの生変身の入り込み凄まじいな… 目つきがギラッとして空気が一瞬で万丈龍我になる…

 

「(お客さんの)みなさんのおかげで仮面ライダーは続いていてここに立てる」って武田くんが言うと本当に重みがあるよなあ…

 

 


《14:30回》

 

登場時
赤楚くん「サンプラザ中野ーーー!!!」
武田くん「中野サンプラザだ!!!」
水上さん「万丈それは爆風スランプだ!!!」
そしてこの回の間サンプラザ赤楚呼ばわりされることに。


犬飼くんがPCをいじり武田くんが寝て寂しくなって女子組の楽屋をのこのこ訪れる(夏帆ちゃん的言い回し)、前川さん「おいで」

 

滝さんは撮影所まで一時間かけて自転車で通っていた。
緊張してないと言いつつ初日タブレットが手汗びっしょりだった越智くん。
前川さんが地方ロケに行く話をするたびお土産を要求する犬飼くん。
一番キャラと役に差がないのは赤楚くん。

 

お気に入りシーン~
滝さん…葛城巧から戦兎に戻った頃の未放映クイズシーン
夏帆ちゃん…17話の戦兎と美空ハグ

 

生変身~
マスター「おまえが試合に出ないのは勝手だ。だがそうなった場合誰が出ると思う? 万丈だ」
内海「全ては、難波重工のために!」
幻徳「隣のホテルで語り明かそうか」
一海「灼熱!発光!照射!誰が俺を満たしてくれるんだよぉ!!」
龍我「力が漲る、魂が燃える、俺のマグマが迸る!!」
戦兎「俺は、愛と平和のために、この力を使う!」
赤楚くんの台詞が途中ちょっと間が空いたのは喉が詰まってしまったんだと思われる。終わって即水を飲んでたので。

 

前川さんが、愛と平和ってちょっとかっこつけだけどそれをはっきり口にするところに意味がある、エボルトがそれを否定し続けることでより活きてくる、という旨のお話をされていて、本当にそうだなあと。
キャラブ2の武藤さんの「誰かに手を差し伸べることを複雑に考える必要はないんじゃないか」「正義ってこういうことだよと伝えたい」「ラブ&ピースは口にすると照れくさいけど言い続けることで強い言葉にしたかった」という話にも通じることで、脚本と演者の相互理解が高い…と唸りました。

 

 


《18:00回》

 

登場時
犬飼くん「どうも~!佐藤太郎でぇ~っす!!」
赤楚くん「なんかイケる気がする!!」
滝さん「みんなのおねえさん!さわたんだよ☆」

 

顔合わせの際、既に共演経験のあった赤楚くんと夏帆ちゃんが仲良くカフェの話などしていてオシャレ系?と入れなかった犬飼くん。
滝さんのクランクインは1話冒頭、観覧車がきれいだけど遅くなると消えてしまうので急いで撮った。
武田くんのインは建物から跳び下りるシーン、赤楚くんと「事務所どこ?」から始まる話をした。

 

武田くんいわく「平成仮面ライダーの申し子」「ベルトいっぱい巻いてるし」、最初はイベントでも音也を濫発していたけど、途中からもうやらなくていいかと思うくらいカシラに染まっていった。
一海としての演技を差して「これじゃ音也だな」とか思うの、逆説的に紅音也をよく理解しているわけで本当に…感慨深い…
なおグリスの指差し変身は宮崎アク監のアイディア。

 

赤楚くんのクランクインは鍋島に後ろから刺されるところ。
犬飼くんのクランクインは変身講座、シーン的には戦兎と万丈の出会いのシーン。
赤楚くんは当時暑さでぼーっとして犬飼くんを見ながら「きれいな顔だな~」と思っていたというエピソード、
武田くん「越智くんの顔はどう?きれい?」
赤楚くん「目ぇクリクリしてますね」
武田くん「貴丈とどっちがタイプ?」
赤楚くん「あつひろですね!!」 ※ひらがなに聞こえる
犬飼くん「やめろ!!映像に残るんだぞ!!!」
赤楚くん色んなところでかわいいとかきれいとか言ってるから本当に純粋に犬飼くんの顔が好きなんだろうなあと思うんですが、
犬飼くんがそれに対して一切照れも謙遜もせずにしれっと聞いてる(無視しているわけではない)のがホント面白いなって思います。

 

越智くんいわく、内海は普通に生きたいと語っていて、新世界ではそれが叶った。
武田くんは47話の台本をもらってグリスの重要な回なのに内海に持っていかれると思った。
大森P「越智くんホントにサイボーグ?笑」

 

エボルトのことは聞いていたけど仮面ライダーエボルになることは知らなかった前川さん、スケール感のある変身ポーズにしたかった。

 

水上さんは41話の衣装のまま昼休憩でラーメンを食べに行ってサインを求められた。

 

お気に入りシーン~
前川さん…3話で美空にナイフを投げつけられる戦兎万丈マスター、「あの頃に戻りたい」
赤楚くん…8話、ピエロコスも車の上での横転も初の経験、マットが無くて怖かった、アキレス腱が固くてヤンキー座りが出来ないのでちょっとカッコ悪い
犬飼くん…4話の幻徳との腹の探り合い、心中では笑わせ合っていて仲良くなった

 

生変身~
マスター「おまえは、俺に創られた偽りのヒーローなんだよ!」
内海「全ては、難波重工のために!」
幻徳(紗羽さんの肩を抱いてセンターまで出て)「隣のホテルで語り明かそうか」→「やだーー!!」「執務室で夕方まで…」
一海「心火を燃やしてぶっ潰す!」
龍我「力が漲る、魂が燃える、俺のマグマが迸る!!」
戦兎「俺と万丈は最強のコンビなんだよ!!」

 

犬飼くん、最前列のイイ声で戦兎コールしてくる男性に対して「僕もオタクだからわかるけどオタクだな?」


犬飼くんが引用した「さよならは別れの言葉じゃなくて再び逢うまでの遠い約束」は言うまでもなく ♪ セーラー服と機関銃 です。

 

締めは全員での「夜は焼き肉っしょ!!」から間髪入れず「勝利の法則は決まった!!!」、赤楚くんいわく「二本締めみたいなものですね」、本来は一回で締めるものだけど両方やる向きになり「俺が怒られれば済むことだ!!」と犬飼くん。

 

 

14日に続く!!

 

 

 

【特撮】『仮面ライダービルド』ファイナルステージ&番組キャストトークショー 《ファイナルステージ》

2018/10/13・14 中野サンプラザにて

 

 

※当然ネタバレ
※流れを確認するための覚書、細部は配信か円盤でご確認ください
※文字が小さいところと最後のまとめはただの感想なので読み飛ばしても問題ないです

 

 

 

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「これが真の最終決戦だ!!!」

  

 

◎出演
犬飼貴丈:桐生戦兎/仮面ライダービルド役
赤楚衛二:万丈龍我/仮面ライダークローズ役
高田夏帆:石動美空役
武田航平:猿渡一海/仮面ライダーグリス役
越智友己:内海成彰/仮面ライダーマッドローグ役
滝裕可里:滝川紗羽役
水上剣星:氷室幻徳/仮面ライダーローグ役
木山廉彬:葛城巧役 ※14日夜スペシャルバージョンのみ

 

◎登場ライダー及びスマッシュ
ビルドラビットタンク・ニンニンコミック・ホークガトリング・ラビットラビット・ジーニアス
クローズ・クローズチャージ・クローズマグマ
クローズビルド
グリス・グリスブリザード
ローグ・プライムローグ
マッドローグ
エボルブラックホール・エボルトファイナルステージ版
ブラッドスターク
ストロングクローンスマッシュ
プレスクローンスマッシュ
CDクローンスマッシュ
キャッスルクローンスマッシュ
スタッグクローンスマッシュ
ウルクローンスマッシュ
ゼブラクローンスマッシュ
シザースクローンスマッシュ
ハードガーディアン

 

☆ガワ初出シーン
♪ 挿入歌・劇伴

 

 ショーが始まる前の、MCさんが話してる時にバックにかかってた曲ってなんだ…?TV版サントラにはないよな??
平ジェネFINALの ♪ ビルド フェニックス変身 か…? うーん。

 

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恒例のあらすじ紹介からスタート!!
「よいこのみんな!仮面ライダージオウで頭がいっぱいだろうけど~」
時系列はなんと最終回最終決戦後、ビルドが龍我に手を伸ばすシーンから。

 

ステージ中央で立ち上がる戦兎と龍我、戦兎が龍我の腕をしっかりと掴んでいる。
「「うわああああ!!!」」
「気持ち悪ぃな手汗すげえし」
「先に掴んだのそっちだろうが!!!」
ここでもうグッときてしまった…良かった…戦兎はあのときちゃんと掴めたんだな…
いやいやいやいや務めて冷静に考えて戦兎が万丈の腕引っ掴んでるところから始まるファイナルステージってあまりにもあまりにもあまりにもあんまりにヤバヤバのヤバヤバのヤバでしょ??????????

 

そこに現れる☆ストロングクローンスマッシュ、からの☆ラビットタンク・☆クローズ同時変身!!
エボルトとの戦いから回復してないので初期フォーム。
仮面ライダービルド メインテーマ さあ、実験を始めようか
☆ニンニンコミックにもフォームチェンジ!

 

倒したスマッシュからロストボトルが現れ、白いパンドラパネルに嵌められる。
そこにエボルトの声が響く、「久しぶり でもないか」
エボルトは遺伝子の一部を液状化することでまだ倒されきっておらず、故に新世界も完成していない。なので再びロストフルボトルを集め、エボルトを復活させ、再度倒さなくてはならない。
「イッツショータイム!」

 

♪ 追走 マシンビルダー
客席に現れるビルドラビットタンク、人の多さに驚く。
ステージ下手に現れる葛城巧(基本的に代役だが14日夜スペシャルバージョンのみ木山さんが壇上に出る)
ここは人々が新世界へと向かう途中、つまり「ここにいる人たちは、パンドラボックスの犠牲者… (えっ俺たち死んでんの!?!?!とザワッとする観客) お悔やみ申し上げます」
桐生戦兎は新世界に行くことは出来ないと伝える巧と分かっていると答える戦兎、「強い男だな君は」「頼んだよ、桐生戦兎」

 

♪ 変形 マシンビルダー
☆ホークガトリングで☆プレスクローンスマッシュと戦うも☆CDクローンスマッシュまで現れピンチ!
そこへ客席から☆グリス・☆ローグが登場!!
♪北都にライダー出現
一海と幻徳もパンドラボックスの犠牲者として新世界へと向かう道すがら。
エボルトを倒し新世界を完成させるために龍我と手分けしてロストフルボトルを回収中である旨を伝える。
そこで始まるグリスによる「ドルオタ、推しと付き合うってよ」再現。
仮面ライダーの格好で気持ち悪い妄想するんじゃないよ」「良い子の夢を壊すなポテト!!」
「観客席までだだ漏れだから」「にゃ~~~におう?」

 

♪ ラブアンドピース
パンドラタワーに立つ美空と紗羽、戦兎や幻徳の声が聞こえたという美空、「てことは、カズミンの声も?」「ううんそれは聞こえなかった」

 

♪ クローズチャージ
クローズVS☆キャッスルクローンスマッシュ・☆スタッグクローンスマッシュ・☆オウルクローンスマッシュ
三羽烏の擬態相手に苦戦するクローズ、そこへ☆マッドローグが現れる。
「内海さん」「昨日の敵は今日のなんちゃらだ!」
しかしクローズを攻撃してくるマッドローグ、しかも動きがTHEサイボーグ。
☆クローズチャージへと変身、マッドローグをぶっ飛ばすとロストフルボトルが出てくる。
そこで意識を取り戻す内海、どうやらエボルトに操られていた模様。新世界に行ければ難波会長も蘇る、と協力。
本編では絡みの無かった龍我と内海、
「なんて呼べばいい?」
「ウツミンだ」
「ウツミン!?」「ひょっとして…一海に憧れて?」
「だ、誰があんな北都の農家なんかに!!」
(弁解している間にステージから捌ける龍我)
「(ポーンと小石を蹴る仕草をして) ウツミン、ショック!!」

 

☆ラビットラビットVS☆ゼブラクローンスマッシュ
グリス・ローグVS☆シザースクローンスマッシュ
♪ Ready Go!!

 

ここでライダー5人が集結。ロストフルボトルが10本揃う。
新世界には龍我は行けるが自分は「葛城巧の脳と佐藤太郎の肉体」から出来ているので行けないと話す戦兎。内海は創造主として行ける可能性もあるが、その場合自分たちは戦兎のことを覚えていないだろうと示唆する。
龍我「なんでそんな大事なこと言わねんだよ」
一海「それがな、戦兎の優しさだ」
龍我「俺とこいつはそんな薄っぺらい関係じゃねんだよ!!!」
戦兎「万丈、おまえが一番わかってるはずだ 俺の望みは、みんなの明日を創ることだ」
万丈も「幻さん」呼びなのね。
クローズチャージの動きが細かくていい…しゃがみこんで頭をかきむしって床に拳を打ちつける、エボルが出てくるまでの間一人だけキョロキョロする

 

 ロストフルボトルをパンドラパネルに嵌めると、☆エボルブラックホール登場、「礼を言うぞ」とレヴェランス。
「これが真の最終決戦だ!!!」
グリスVS☆スターク・ローグVS☆ハードガーディアン・マッドローグVSハードガーディアン
ブラックホールって動きにくそうなのにダレて座り込んだりするのちゃんとらしくてイイ。

 

「もう飽きたァ!!!」とエボルブラックホールと擬態スマッシュに圧倒され倒れ込むライダー5人。
そこで美空と紗羽さんが客席に登場。
相変わらずグリス呼びのみーたんに「ま、まだグリス…」と伏せるグリス。
ライダーたちを助けるために会場へと応援を呼びかける。
「「「仮面ライダー!!がんばれーーー!!!」」」
立ち上がるライダーたち!!!ジーニアスフルボトルの中身が充填される!!

 

仮面ライダービルド メインテーマ 勝利の法則は決まった!
ジーニアス・☆クローズマグマ・☆グリスブリザード・☆プライムローグ・マッドローグ
強化フォーム大集結!!!
「ちょちょちょ、どちらのおヒゲ様?」
「幻の新フォーム、プライムローグだ ネットで検索しろ芋!!!」

 

グリスブリザード・プライムローグ+スチームブレード・マッドローグ+スチームブレードVSスターク・ハードガーディアン2体
大義のための犠牲となれ」
「全ては難波重工のために!!」
「心火を燃やしてぶっ潰す!!!」

 

ジーニアス&クローズマグマVSブラックホール
「力が漲る、魂が燃える、俺のマグマが迸る!!もう誰にも止められねえ!!!」
♪ Burning My Soul

 

追い込まれたエボルト、本気を出す、と☆エボルトファイナルステージ版へと変貌。
ジーニアスカラーリングなのさあ… 白い肌に血管が浮いてるみたいで、いかにもエイリアン然としていた本編より不気味だ…

 

「万丈、銀のボトルを貸せ」
おまえも見てきたはずだ、奇跡を起こせるのが人間の力だ、とジーニアスフルボトルを掲げるとクローズビルド缶に変化する!!
「またアレやるのかよ」
「フッ」
『Are you ready?』
「ダメです!(手で×)」
「変身!!」
☆クローズビルド登場!!!!
龍我「やっぱり俺たち」
戦兎「合体しちゃった」


♪ Law of the Victory
「ラビットドラゴンはベストマッチじゃないはずだ なのに何故…」
「答えは簡単だ 俺と戦兎がベストマッチだからだよ!!」
「俺たちも行くぜ!ヒゲ!サイボーグ!」
「ウツミンだ!!」
「うるせえパクミン!!!」
「「勝利の法則は決まった!!」」
「「ラブ&ピースフィニーーッシュ!!」」
あんなテカテカしてるのかクロビル。
クローズビルドは本人たちは二度はやりたくないだろうと思っていたが、必要とあらば意外とノリノリの戦兎とやや引き気味な万丈。

 

エボルトがこれまでと同じように遺伝子を散らせようとするが擬態スマッシュになってしまう、ジーニアスボトルの力で視覚化できるようにした、これだけのライダーが揃っている今なら倒せる、と言う戦兎。
♪ Be The One
クローズビルド+フルボトルバスターでエボルトを一閃!!!
「これが人間の力か おまえが創る新世界の奇跡 しかと見届けてやろう チャオ…」

 

ここで戦兎・龍我・一海・幻徳・内海・美空・紗羽各キャストが登場。
新世界への融合が完成しようとしている。
美空「戦兎は本当に新世界に行けないの…?」
戦兎「ずっと見守ってるから」
龍我「何きれいごと言ってんだよ おまえがいなきゃ意味ねえだろうが!!!」と掴みかかる
戦兎「さっさと行け」と顔を伏せて振り払う

 

内海「あ、サイボーグじゃなくなってる」
別れを告げ去っていく仲間たち。
内海「これが君の言う奇跡か」「今度は君に負けない発明を目指そう」
幻徳「俺はおまえに嫉妬していた 多くの人々に愛され、多くの人々を愛することができるおまえに、心から(革ジャンの前を開けて39Tシャツを見せる)」
紗羽「私に、家族を与えてくれてありがとう」とハグ。
一海「別れの挨拶ができて良かった」「俺はおまえのおかげで仮面ライダーを全うできた ありがとうな」
美空「私も残る」「ごめんね 絶対忘れないから、桐生戦兎のこと」
一連のシーン、万丈が後ろでずっと「泣きそうだけど涙は落とせない」みたいな顔で歩き回ってるんですよ……

 

最後に戦兎と龍我の二人が残る。
「新世界に行ったら、ここでのことも忘れちまうのか」
「多分な」
「俺は信じねえ 新世界で待ってんかんな」「ふざけんじゃねえよ おまえといてどんだけつらい目に遭ったと思ってんだ そう簡単に忘れられるかよ」「奇跡を起こせるのは、人間の力なんだろ」「だったら! 俺が必ず、おまえを捜し出す どこにいてもな」
ゆっくり戦兎に歩み寄り腕を掲げる龍我、ハイタッチを返す戦兎。
「さよならは言わねえぞ」とステージ後方に去っていく。
「ありがとう」「俺にとっての勝利の法則は、みんなに出会えたことだ」
(後ろであれ?開かない??してる龍我)
「なあ、俺の扉だけ開かねえんだけど」
「ええええ~~~せっかくいい感じのエンディングだったのに!?」
「俺新世界行けねえのかな!?」
(ガタゴト揺れるSE)
「おいパンドラボックスなんかヤバくねえか!?」と二人で押さえる。
万丈の台詞、公演ごとに細部が違うんですよね。多分その時一番素直に出てきた言葉遣いしてるんじゃないかなあ。
「楽しかったから忘れられない」じゃなくて「つらかったのに忘れられるか」ってのが、お、おっとこっのこ~~~~~~~…………… 32話の戦兎の「あいつは俺たちに散々迷惑をかけてきたんだ 何があっても、これまでの関係を帳消しになんてさせねえよ」とシンクロするの……
主人公に対して最大級のヒーロームーブをぶちかませる万丈龍我つよい。本当につよい。おまえにしかできねえ。

 

このときパンドラボックスに触れたことが原因なのか、「俺たちは創造主として」新世界に来ることになった、と戦兎ナレ。
からの最終回再現。
「今度は俺しか記憶がないのか…」
「戦兎!!!」
「万丈…?」
「どうなってんだよこの世界! 誰も俺のこと知らねえし、黒い髪の俺が香澄と付き合っててよ~」
「それは… この後のキャストトークショーでたっぷり話してやるよ!」
「!? ンなこと台本に無かっただろ!!?」
「書いてあっただろ ほら舞台用の台本」(後ろポッケから台本を取り出して渡す)
「あ、ホントだ」
この後もお楽しみに!!と二人で手を振って終わり。
♪果てしない だけど君だけは どこかで待ってる
最終回放送時から言われていたけどここへきて完璧に主題歌歌詞回収してきたよ!!!!

 

 

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公演日ごとの差~

 

《13日 14:30回》
ラストシーンで音響の調子が悪くなり、パンドラボックスのSEがなかなか出ない
「アドリブできないんだよ!!!」などと言い合う
そしてトークショーの冒頭で「お見苦しいアドリブをお見せしました」「航平さんなら対応できた」と言う二人

 

《13日 18:00回》
冒頭の戦兎、ブンブン手を振り続けた挙句ズボンや服で拭き出す、とうとう万丈に「拭きすぎだろ」とツッコまれる

 

《14日 スペシャルバージョン》
幻徳が去り際に「サンキュー!!」
公演ごとに蹴ったりつついたりアクションを細かに変えてきていた一海が最後に「笑えよ」
美空の頭をそっと撫でる戦兎
戦兎が「この後のキャストトークショーで~」のくだりで噛む、「何回も同じことやってるからわかんなくなるんだよ!!」

 

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楽しかった…熱かった…最っ高のファイナルステージだよ……ありがとうビルド……


TV最終回が「ビルドのみんなの好きなとこ全部詰めたよ!!」で本当に好きなんですが、その上でファイナルステージが「ビルドでみんなの観たかったもの全部やったよ!!」なの手厚すぎる…
ビーザワンでも最終回でもやらなかった展開をここで…まさに「真の最終決戦」
夏映画の感想(http://colorablenote.hateblo.jp/entry/2018/08/05/002339)で、「全員参加バトルとかもっと派手なこともできたはずなのにあえて「桐生戦兎の確立」と「桐生戦兎と万丈龍我の関係性」に内容を絞った」と書いたんですが、改めてビーザワンは最終回の前段としてつくった映画だったんだなと思います。
そしてこのファイナルステージはあくまでも「最終回まで見届けてくれたファンのみなさんに向けて」書かれたものなので、これをそのままTV最終回に持ってくることはやっぱり出来ないんですよね。
結末を知ってるからこそ響くように書かれてる。
冬映画やVシネでは時期的に遠すぎる、ファイナルイベントだからこそ描けた物語。

 

TV最終回は力を削がれていってラビットタンクからラビットドラゴンに、ファイナルステージは強さを取り戻していってジーニアスからクローズビルドに変身するのきれいに対照になってるし、最終的に桐生戦兎と万丈龍我のベストマッチでエボルトを打ち砕くところが一致してるの本当に美しい。

 

ラビットドラゴンに続いてクローズビルドに倒されるなんてエボルトさんベストマッチとうとい民からしたら夢のようですよ。自分たちが引き合わせたコンビに打ち砕かれるんだから自業自得というか本望でしょ…正しく父親超え×2だ…

 

クローズビルドはシステム的には戦兎一人でも変身できるのではと言ったけど、ファイナルステージでの登場の仕方(上手にジーニアス、下手にクローズマグマがいる状態から真ん中に出てくる)からすると、やっぱり二人でないとできないんでしょうか。
究極フォーム集合客演とかに使いづらそうな…まあそのときはジーニアスに出てもらおう…
ダブルは意識相乗りだしCJXはフィリップ運んできてくれるけど、クローズビルドはその場に二人揃ってないとダメですよねきっと。

 

フィギュアーツとソンコレの販促に有用なファイナルステージ。
グリスブリザードとマッドローグはこれに合わせて出したんだな…

 

さりげにビルドドライバーが一台増えてる。まああの幻さんは新世界へと向かう概念としての幻さんみたいなとこあるしね…?

 

3分の1くらいは内海さんのためのステージだったなと…あそこで初めてみんなの仲間になれた…

 

「俺とこいつはそんな薄っぺらい関係じゃねんだよ!!!」ってベタな台詞ではあるけど、これに説得力を持たせるには一年必要なんだな~と思うとなかなか気が遠くなる。カズミンや幻さんが言っても何も響かないってわけではないけれど。
書きに書いた先に書ける台詞ってあるよね…

 

最後の数分間が『舞台 仮面ライダービルド』のような空間だったけど、ライダーのファイナルで観る域のものだったんだろうか… 生の演技に信用を置いてないと書けないでしょうこんなの。
 

ビルドの、あのメンバーが揃っていなければあの結末には辿り着けなかったというところを説得力を持って描きつつ、戦兎と万丈二人の絆が一貫してブレないの凄いよなあと改めて…
コンビものって、二人の絆に重点をおくあまり他のキャラのと関係描写が足りなくて、もうあの二人がいればいいんじゃないの状態になっちゃうのことがあるのが実は一番難しいところだと思うんですが、ビルドはそこの描き方が理想的だったなと。
「俺とおまえだけじゃできない」と「俺とおまえならできる」がきれいに両立してるの本当に好き。

 

戦兎を困らせまいとする美空の聞き分けの良さがつらいんだけど、こういうところが本当に戦兎に似てるんだよなあ…半身…
みんなが戦兎の決意を認めて、一番つらいはずの戦兎を責めまい困らせまいと一言告げて去っていくのをずっと見ていた万丈が、最後に俺はおまえの言うことなんて聞いてやらないからな!!!!と言う。
万丈の言葉は戦兎が言いたくても言えない言葉でもあると思ってるので、おまえがいなきゃ意味がない、新世界で待ってる、忘れない、必ず捜し出すって言い切るのが…離れ離れになんてならないって全身で叫ぶのが…そのまま戦兎の心なんだと思うと……
「必ずおまえを捜し出す」と言った万丈も「忘れない」と言った美空も桐生戦兎を知らない人間になっていて、最初からわかっていたことだこれは俺自身が望んだことなんだって頷こうとした時に、さよならを言わなかった相棒が捜し出してくれるんだ。

 

戦兎にコレやろうアレやってって言われると素直に聞いちゃうけど、これは俺がやることだからって言われると従わずに一人にはさせねえってやってくる万丈ホント信頼できるな…

 

誰よあの扉開けなかったの。
いやホント誰だ…?いっそ戦兎と言ってくれれば納得するけど、あれもう神とか世界の意志とかのレベルでは…?
ビルドドライバーに続いてパンドラボックスまでラビットドラゴンベストマッチ過激派説。

 

平ジェネFINALもビーザワンもTV本編最終回もファイナルステージも戦兎と万丈がイチャイチャして終わるので、同じく武藤さんが書いてるVシネクストクローズも同じくでは。
平ジェネFOEVERは下山さんがあの二人をどう思っているかによる。楽しみです。

 

 

 

 

 

【特撮】劇場版 ルパパト&ビルド 応援上映

『劇場版 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』

劇場版 仮面ライダービルド Be The One

応援上映

2018/9/10 19:30~ 新宿バルト9にて

 

 

※両作とも当然ネタバレ

 

 

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「「「ラブ&ピーーース、フィニーーーッシュ!!!」」」

 

 

勢いとノリとテンションでルパパト&ビルド応援上映に行ってきました。
個人的に笑ったのは映画泥棒に対する「国際警察だ!!」「実力を行使する!!!」です。
参照→https://natalie.mu/eiga/news/294117
プリキュアにテンション上がってピンクのライトを振る観客。

 

 

《ルパパト》

「ルパンブルー」の名乗りに「イイ声!!」とコールするという最大の目的を果たせたので満足しました。

主題歌を微妙にデュエットできて楽しかったです。

 

 

《ビルド》

全編に渡って響く「顔がいい!」「顔がいい!」「声がいい!」「顔がいい!」

「「「おじさんかっこいい~!!!」」」
「おじさんじゃない お兄さんだ」
「「「お兄さんかっこいい~!!!」」」

飛び交う数式に対して「むずかしい式」「よく分かんない式」「1年生の時習ったやつ」※ビルドなのでちゃんと数式です
これは今週以降でなければかからない声なので、タイミングによって変わるのが応援上映の味のひとつなんでしょな。

ジオウもといライダー大戦パート
「いつものとこ!!!」

「俺の、大切な相棒だ」
「フウゥウゥ~~~!!!↑」
ベストマッチ激推し民(not過激派)にあふれた空間だった。
not過激派というのはみんな「巧ぃーーー!!!」好きだなあと思ったので。

入場時に配られた案内書無視で「万丈ーーー!!!」とばかり呼ばれる万丈。ヒゲはヒゲ。

なんつーかみんな万丈に甘くないか※厳しくしろというわけではない 戦兎の手を振り払うシーンでも「酷い!」じゃなくて「行かないで!」みたいな空気でなるほどな~と妙に感心(?)しました。

 

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意外と変身アイテムを持ち込んでる人は少ないようでした。グレートクローズドラゴンもクローズビルド缶も手元にないので仕方ないのかもしれませんが。

サイリウムも光の海というほどではなく、全体的に「声を出したい人」向けという印象です。ルパパトはまだしもビーザワンは比較的静かな映画なのでこれでもおとなしい方なのかもしれません。トゥルーエンディングや平ジェネFINALのは参加してないのでご参考までに。

 

 参照

colorablenote.hateblo.jp

 

ゼロの執行人でも思ったんですが、応援上映って、劇中で対立するAorB、劇中の人物目線or俯瞰するメタ視点、どちらにつくか決めきれない。今回だと魁利or圭一郎(これは魁利が優勢)、ライダー不要論同意派or反対派で割れていました。
一口に応援上映(発声可能上映)といっても、劇中の主要登場人物目線orモブ目線orツッコミでバラバラだし、自席の周りがどうかで雰囲気も違います。
その分執行人のカウントダウンとかルパパトビルドの決め台詞とか全員斉唱のターンが楽しいんですけどね。
「「「勝利の法則は決まった!!!」」」(ポーズ付き)

 

 

 

【特撮】『仮面ライダービルド』 最終話「ビルドが創る明日」 ~ヒーローアイデンティティの物語~

2018/8/26放送『仮面ライダービルド』 最終話「ビルドが創る明日」 感想

 


※当然ネタバレしかありません
※劇場版 『Be The One』の内容を含みます
→感想はこちら 【特撮】『劇場版 仮面ライダービルド Be The Onehttp://colorablenote.hateblo.jp/entry/2018/08/05/002339

 

 

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『ラビット!』『ドラゴン!』
『Are you Ready ?』
「ビルドアップ!」
『ベストマッチ!!』

「「勝利の法則は決まった!!」」

 

 

 

仮面ライダービルド』はヒーローアイデンティティの物語である。

 


ヒーローものの目指す先はほとんどの場合「争いのない平和な世界」であり、それはつまり「ヒーローが必要とされない世界」である。
ヒーローが生まれる、求められるのは、困っている人や苦しんでいる人がいることが前提であり、つまり誰かの不幸と表裏一体の存在。故にヒーロー番組は「4号はいない方がいい」「いつかDASHを解散できる日が来るといい」と言ってきた。つまりヒーローは、頑張れば頑張るほど自分の存在意義を失っていく、自己否定を抱える存在である。
そこがつらくもかっこいいのだと思っていた。

 

平成仮面ライダーシリーズには、“変身”する、姿を変える、力を得ることによって、自分が何者であるかを知る、というキャラクターが度々登場する。キバの渡やディケイドの士、オーズの映司や鎧武の紘汰あたりがわかりやすい例だろう(武部Pのシュミなんだろうか)
ビルドの桐生戦兎はこの傾向が特に顕著である。戦兎は仮面ライダーであることでしか自分の存在を証明できない。
劇中何度も「仮面ライダーごっこ」「偽りのヒーロー」「空っぽの人間」と評されながらも、愛と正義を胸に立ち上がり誰かの明日を創るために戦う自意識過剰な正義のヒーロー、仮面ライダービルドであることが、桐生戦兎の存在を証明する唯一の手段であった。

 

故に、戦いが終わって平和になったら、桐生戦兎は何処へ行ってしまうのだろう、とずっと考えていた。
ヒーローであることで自分を保っていた人間は、ヒーローが必要とされない世界ではどうやって自分でいればいい?

 

劇場版『Be The One』で、戦兎はそのヒーロー性だけでなく、桐生戦兎として出会った人々との関係そのものが自分を創っているのだとようやっと意識を確立できる。
伊能に「兵器である仮面ライダーの排除を望むのは民衆の本心」「人々に戦争を思い起こさせる」「この国にとって必要ない」と言われても、「俺たちは誰かに認められるために戦っているわけではない」と返せたのは、正義のヒーローたる桐生戦兎としての意識を、それを創った人々を通して持てたからだ。

 

では、桐生戦兎を創った人々がいなくなったら?

 

エボルトの存在が消えた新世界では、仮面ライダーは生まれない、戦争は起こらない。
そこでは戦兎と一緒に戦ってきた仲間たちが、楽しそうに生きて、幸せそうに暮らしている。そして誰も、戦兎のことを知らない。

愛と平和のために戦ってきたヒーローは、愛と平和に満ちた世界には存在しえない。
桐生戦兎は、創造主というひとりぼっちになってしまった。

残酷な帰結。
しかし戦兎は、これは自分の願いであり、報いだとわかっているので、つらいともさびしいとも言わない。言う相手もいないのだから。

これが結末なんだ、と思おうとしたところで

 

「戦兎!!」

 

ヒーローがやってくる。

 

 

 

仮面ライダービルド』は繰り返し「万丈龍我にとってのヒーローは桐生戦兎であり桐生戦兎にとってのヒーローは万丈龍我である」と描いてきた。そして物語は、「ヒーローがいない世界」に到達する。
二人がヒーローであったことを誰も知らない、けれどお互いと視聴者は二人がヒーローであったことを覚えている。

戦兎が平成ライダーにおける「仮面ライダーに“変身”することで自分を自分にしている」キャラクターの極致なら、新世界はヒーローものが目指す「ヒーローが必要とされない世界」の極致であり、ビルド最終回はまさにその合わせ技である。
ヒーローであることで自分の存在を証明してきた人間が、ヒーローが存在しえない世界でどうやって自分として生きていくのか?に対する解が、「ヒーローをヒーローだと信じているヒーローがいる」ということ。
もちろん、「ヒーローでなくても自分は自分」という解を出す作品もあるだろう。しかしビルドの物語は、苦しみを伴うとしてもヒーローにヒーローでいることを止めさせない。そして、苦しむ戦兎に対してもおまえはヒーローだと言うのが、一緒にズタボロになって戦ってきた万丈である。

 

「誰がなんと言おうと、おまえは俺たちのヒーローだ」と言った万丈龍我は、いつだって桐生戦兎の隣りに立つヒーローなのだ。

 

 

 

仮面ライダービルド』は、 「一人で背負って戦うヒーローはかっこいいけどヒーローにもヒーローを支えるヒーローがいてほしい」「見返りを求めないヒーローはかっこいいけどヒーローもどこかで報われてほしい」というヒーローもの好きが抱えがちな願望を叶えてくれる作品であった。
ヒーロー番組としては「見返りを求めない孤高のヒーローかっこいい」であるし実際そうも思うが、一年観ていると、やっぱりヒーローだって助けられてほしいし、幸せになってほしいと思ってしまう。
そんな我が儘に一つの作品として答えをくれたことに、本当に感動している。

 

 

~~~真面目ぶりターン終了のお知らせ~~~

 

 

仮面ライダービルド』のみんなの好きなとこ全部詰めたよ!!!という最終回だった…一年間ありがとう…

映画公開前に「TV本編も配信動画もずっと戦兎と万丈なのに映画も戦兎と万丈なのこわい饅頭的な意味で」と呟いたけど、本当に初回から最終回まで映画も配信も完璧にブレずに戦兎と万丈だった…ブレない…

戦兎と万丈って互いのヒーロー性を補填し合う関係なので、ヒーローが必要とされない平和な国になったらお互いの重要性って下がっちゃうのかなとも思ってたんですよ。
それが…そんな…ヒーローが「存在しないことになった」世界だからお互いをヒーローだと知っているお互いに意味があるという…

録画観返すとけっこうさくさく進むけど、リアタイ視聴だと「今度は俺しか記憶がないのか」の後すごく長く感じた…きっと戦兎も長かったんだろうな…

あそこでふっと笑うの、脚本でも演出でもアドリブでも凄すぎる。情報密度が5倍は違う。

戦兎は先に新世界の万丈に会ったので自分は一人だと思っていたけど、万丈はどこかに戦兎もいるはずだと捜してたんですよね。「戦兎が自分を信じられなくなったときでも万丈は戦兎を信じている」を本当に最後まで貫いているの凄い。

何がおそろしいって、視聴者に「戦兎だけだと危うくてちょっと不安」っていう感覚があるのが前提のシーン運びになってることよ… 「さびしいけどなんとかなるでしょ」と思われてるような人間だったらあのカタルシスは成立しないのわかってるんだよ…

「そういうとこだぞ」っていう言い回しが好きじゃなくて自分でそのままでは使ったことないんですが、万丈(茶髪)がひょこっと出てきた途端顔がくしゃっとなるのは「戦兎おまえそういうとこだぞホントそういうとこだぞ戦兎」って思いました。

予告で戦兎が「最っ高だ!!」って言ってたから希望のある終わり方だとは思ってたけど、観てる最中は思い返す余裕ないし、くしゃっと笑ってる理由が「万丈と再会できたから」なんて予想できます????????できない。

よく考えなくても割と酷いというか切ない終わり方なんだけど、戦兎と万丈が並んだ絵面の圧倒的安心感が強すぎるわホント。

戦兎がひとり人ごみに消えていくなら一期っぽい、「世界まで創っちゃった天っ才物理学者桐生戦兎はさて次は何を創ろうか!!」と笑って終わるなら二期っぽい。戦兎と万丈がギャンギャンやりながらバイクで走ってっちゃうからベストオブベストのビルド最終回。

あのノリで振り返ると1話サブタイがただのノロケになるの頭痛。

葛城巧は紛れもなくビルドであり、仮面ライダーでありヒーローであったと思うけど、彼もまた「ヒーローを目指さなくてもいい」純粋な科学者になったんだろうな…

葛城巧も佐藤太郎も万丈龍我(黒髪)もそれぞれ自分の人生を送っているという事実が桐生戦兎と万丈龍我(茶髪)だけが世界から外れてしまっていることをはっきり示していて(絶対わざとだ)つらいんだけど、あの二人だったからここへ辿り着いたし、あの二人だからこれからがあるんだよ…

赤楚くんは犬飼くんとなるべくパッと見がかぶらないように髪を染めたそうなので、戦兎が存在しえない世界の万丈が黒髪なの、妙に理屈が通ってるんだよな…

極論、戦兎が「万丈にいてほしいと望んだから」だよなあ。どこかで消えるタイミングもあったのを、引っ掴んで新世界まで「連れて来ちゃった」んじゃないか…
万丈と再会した戦兎が一瞬泣きそうな顔をするのは、「巻き込んでしまった」意識がどこかにあって、それでもその苦しさごと相棒と一緒にやっていける喜びで「最っ高だ!!」と笑ったんじゃないかな…
犬飼くんの演技でそうとも見えるというだけなんですが。

スタッフロールを冒頭と最後で2回に分けてるのが細やか。

ビルドはニチアサとしてはメタな遊びが多いのが特色で、これがダメな人はダメだけどそれはもう仕方ないよな~と視聴者も開き直ってたのに、最後の最後で「俺たちがつくりました!!!!」って言ってくるの最高にずるい。

テレ朝夏祭りで2話のあらすじ紹介を完全再現してくれたというレポを見かけたが、あれはつい最近もう一度やったからだったのかw 最近のニチアサ俳優はみんな優秀なので、そうやってしれっとオタクを殺す伏線を張る…

 


~~~以下ラスト以外のところ~~~

 


「大丈夫だよね 私たちが創ったビルドなら」この台詞を美空に言わせる戦兎おまえはひどいやつだよ!!!


スパークリング出てきたところで声をあげたあたりが私は私だった。泡エフェクト好き~。犬飼くんもお気に入りだそうだからそりゃ出ますよ(アニメージュ9月号参照)

実際このあたりで あっこれは良い最終回だ!!! って直感したんだった…
ラビラビ→タンクタンク→スパークリングと中間フォームを遡って相手の装備をゴリゴリ削っていって、初期フォームで最終武器ぶっかまして、「最高のコンビ」のベストマッチでフィニッシュする流れはどストレートに熱い。

しかし「ついに初期フォームか」とか言っちゃうエボルトさんライダーオタクの素養がある。

金兎銀龍フォームことラビットドラゴンフォームに対して『ベストマッチ!!』って言っちゃうビルドドライバーさん空気が読める、と思ったけど、そもそもビルドドライバーにベストマッチ検索機能を付けたのは戦兎自身であることを我々は思い出さなければならない(3話)

タンクフルボトルとロックフルボトルにだけは抗議する権利がある。


よく見ると嵐の中をクローズウォッチが舞っている。どこから来た。
なんでクローズウォッチなんだってジオウくんビルドウォッチはもう持ってるか。

 

変身能力やアイテムを失うENDは多いんだけど、ビルドの場合戦兎は自分(と万丈)が使うものはほとんど自分でつくってきたし概ね覚えてるだろうから、再現することも可能なのでは… ドライバーはさておきフルボトルは?と思ったけどロストフルボトルがあったくらいだしな… あっマシンビルダー使ってる。

 

『Vシネクスト ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』 http://cross-z.jp/
本編普通に1/3くらい仮面ライダークローズじゃなかった??????
クローズ主人公のVシネって戦兎からすれば自分がスカウトしてずっと育ててきたアイドルが武道館デビューするみたいなものでしょ。
クローズドラゴンがグレートクローズドラゴンに変化したので設定上もうノーマルクローズには変身できないらしいんだが(宇宙船vol.161特写参照)、どうにかして出すのかな。
マッスルギャラクシーフルボトルて筋肉バカと地球外生命体でベストマッチ的なあれかと思ったら、マジで「クローズエボル」とかいうロクでもない音声が入っている件。 https://hobby.dengeki.com/news/621212/
『Be The One』や最終回を「美しい」と評したオタク数値の高い犬飼くんが「Vシネは毎回ヒロインが出てくるんだけどそこはお楽しみ」と言っていたあたり、普通のきれいなおねえちゃんじゃないんだろうなあと思いました。武田くんが「剣星さんがかわいいかわいいってずっとニヤニヤしてた」と言ってたところからすると子役の可能性アリアリ。

 

私含め、視聴者も序盤は「龍我」呼びしてるのがいつのまにか「万丈」呼びになってるの、物語に染まっていく感じがして楽しかったです。

 

ビルドはなるべく役者方面は漁らないようにしてたんですよね。オンオフ合わせてモノが多すぎる!ってのもあるけど、インタビューとかから役者の性質みたいなものが見えるとそれを演技からプラマイしちゃうようになるし、そうやって観るのはしんどいなって。まあ新高輪は行ったんですが。
今になってテレ朝公式キャストブログを読んで「バッドハッピーエンドな感じ」という表現に倒れかけたし、やっぱり犬飼くんは語彙のあるオタクだなあと思いました。 https://www.tv-asahi.co.jp/reading/build/4495/

 

何が嬉しいって、これで心おきなくジオウ初回を迎えられることですね…えっ初回から出るの…
しかもその後がルパパト赤二人旅回って情緒の凹殴りが過ぎるでしょ。東映大丈夫???人の心ある???? (グリス消滅→エアロビの週を思い出しつつ)

 


~~~最後に~~~

 


最終回前にこんなに情緒不安定になったのはオーズ以来でした。
ちなみに戦隊も入れるとトッキュウやゴーバスの時には泣いてたし、なんならシンケンや電王の時も凹んでました。靖子酷い。
個人的に、「終わるのがさびしい」よりも「終わりを受け入れてラクになりたい」が勝るのがハマっている証拠だと思っていて、ビルドはまさに久々に心臓を掴まれた作品でした。
もちろんツッコミどころは多々多々多々あるけど(not誤記)、それも含めて本当に楽しかった。
平ジェネFINAL公開時「武藤脚本好みな気がする」「ビルド好きだな私」と思った気持ちのまま最終回まで来られて本当に良かった!!!
ひたすらに感謝です。

 

またVシネクストもある!!(こんな名称だったっけ)
超バトルDVDもある!!(ローグにローグをぶち負かしたフルフルボトルのリペイントアイテムを渡す戦兎とは)
ひょっとしたら小説もある!!(かなあ?)
その前にファイナルステージがある!!(スペシャルバージョン配信して)(あと木山くん呼んで)
どうなる去年でハードルが上がりまくった平ジェネFOREVER!!(がんばれ)

 


仮面ライダービルド』、See you !!